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バネの見えない究極の入れ歯・AIデンチャー

バネの見えない究極の入れ歯・AIデンチャー

バネの見えない入れ歯とは


ノンクラスプデンチャーとは、部分入れ歯のうち、歯を固定する金属製のバネを目立たない素材を用いて作成したものです。 通常の部分入れ歯では、入れ歯自体に歯茎に固定する能力がないため銀色の合金で出来たやバネ(クラスプ)で歯に引っ掛けます。 そのため、目立つ部位にバネがかかると入れ歯をしているのがわかってしまいます。 そこでプラスチック製の歯茎に似せた色の樹脂をバネ(ウィング)として用いて、目立たないように工夫したノンクラスプデンチャーが開発されました。

関西・大阪で最強ノンクラスプ

ノンクラスプデンチャー・通常義歯との比較


究極のノンクラスプ・AIデンチャー


AI(エーアイ)デンチャーは、日本の中でもトップクラスの技術・開発能力を持つを持つ技工所K-dental(福岡県京都郡)で開発、実用化されました。 物性の極めて強靭な非結晶性アルティメット樹脂を用い、実用新案登録した独自の技術を使うことで、文字通り唯一無二のノンクラスプデンチャーとなっています。 通常の入れ歯と違い、精密な型取り等をもとに射出成型にて作成されます。 適度な弾性と、精密な設計が可能な樹脂により、AIデンチャーは歯の付け根にはまりこみ、密着します。 樹脂製のバネ(ウイング)が広く歯と歯ぐきを包み込むため、ぶれることなく、残っている歯を守るのです。 また、他のノンクラスプと違い、入れ歯の原理原則から外れることなく設計されているため、通常の部分入れ歯に比べてさえも圧倒的な「噛める」能力を有しています。

※非結晶性アルティメット樹脂は日本で開発され、厚生労働省の認可を受けた国産樹脂です。メーカーの、粗製乱造により樹脂の評判を落としたくないという理由で、全国でわずか12社の技工所でのみ取り扱いされていません。K-dentalはこの厳しい審査をパスした技工所です。

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AIデンチャーの構造  

AIデンチャーは通常の入れ歯が金属製のバネ(クラスプ)で細い範囲で固定しているのに対して、樹脂製のバネ(ウイング)で広い面積で歯を固定します。 金属製の小さなレストで沈み込みを防いでいるのは通常の入れ歯と同様で、入れ歯の原理原則から外れないように設計されているのが特徴です。 目立ちにくいように処理された調整用ワイヤー(実用新案取得)により、入れ歯の固定力を調整できます。(ワイヤー無しの設計も可能) 見えないところには可能な限り特殊合金等を用いて、薄く、堅牢な構造を付与して、丈夫さと良好な付け心地を実現するようにしています。(厚さ0.2~0.3ミリ程度) その他にも、固定力と着脱方向を有利にするガイドプレーン等の設定を行うこともあります。

インプラント以外の方法としてのAIデンチャー

小さくてもかめるAIデンチャー

AIデンチャーの優れている点

目立たない

金属のバネは入れ歯を入れてるのが丸分かりですが、ノンクラスプは歯肉と近い色のウイングを用いて目立たなくします。 従来型の樹脂が色の選択が出来ないのに対して、AIデンチャーでは歯肉に似た色に加えて透明が選択できることでより目立たない設計が可能です。 歯肉の色は単純なピンクではなく個人差が大きいため、色があわないことが多く、クリアが選択できることは大きな利点です。 当初、クリアを用いることで、逆に歯の向こう側の暗い口腔内の色を拾う、レンズのように光を集めてしまう、といった問題がおこりました。 院長はK-dentalと協力し、この問題を複数の工夫や処理を加えることで解決しています。設計自体にも歯科医師の技量が大きく影響する部分です。

噛める

これは院長がAIをはじめた当初、まったく期待していなかった部分でした。従来、ノンクラスプは満足に噛める代物ではないからです。 他の樹脂にはない弾性を持つ樹脂製のウイングは歯と歯茎の広い面積で密着し、口腔内に強固に固定されます。 AIは他のノンクラスプと違い、入れ歯の原理原則に則って設計され、通常の入れ歯以上に固定力が強いため「噛める」のです。 院長がはじめてAIを手がけたとき、前医の入れた保険の入れ歯からAIにかえた患者さんから10年ぶりにタクアンが食べれたと大喜びの報告を受けびっくりした経験があります。 個人差はありますが、AIを入れた患者さんは、イカ、タコ、アワビ、おこわ、お餅、豆大福、ステーキなど問題なく召し上がられています。 ただし、ガムの一部では樹脂にへばりついてしまうものがあるようです。(熱湯ではがせました) あまりにも良くかむ患者さんでは、強固な樹脂上に配列されている通常の人工歯が割れてしまい修理したケースがありました。(壊れるほど噛めたのです!) さすがにインプラントほどはかめませんが、80パーセントくらいの「噛む」能力を有している感じがあります。

高い耐久性

機械的耐性

AIデンチャーは非結晶性アルティメット樹脂と呼ばれる素材で出来ています。これは国産の、薬事法の認可を受けた医療用素材です。 従来の樹脂と比べ、十数倍の破壊耐性を誇り(逆に言うと、従来型はAIの数パーセントの強度しかない)、格段の強度を持っています。 樹脂はその結晶構造により、同じ化学式においても物性がまるでかわります。通常のプラスチックは割れますが、ペットボトルは車で踏んでも割れません。 非結晶性のアルティメット樹脂はペットボトルの樹脂と同じような構造を持っていて、落としたくらいではびくともしません。 噛める入れ歯のため、金属の補助構造(見えない位置に設置されている)が破損し修理したケースがありましたが、樹脂はその強度からなんともなく驚いたことがありました。

化学的耐性

AIデンチャーの樹脂は、化学的にも非常に安定しています。 従来型のように使用開始半年で劣化したり、入れ歯洗浄剤に制限があったり、表面が変色軟化したりするようなことはありません。 K-dentalの実験では、塩素に半年漬けたり、8時間ゆで続けたりしてもまったく問題ないことが確かめられています(K-dentalのホームページに動画あり) 実際には1週間ゆでても大丈夫だそうです。 高齢者では、体調が悪くなると義歯や口腔内に住むカビの一種であるカンジダにより口腔内が、真っ赤になり焼けるような痛みの口腔カンジダ症が発症することがあります。 このような時、AIデンチャーの患者さんは煮沸消毒でカンジダを一掃できるので、衛生環境の改善は格段に良好です。 また、茶渋やタバコのヤニなど義歯に付着する汚れを、湯のみやお茶わん同様台所用の塩素につけておけばきれいになります。 きれいな入れ歯は気持ちの良いものです。

ノンクラスプデンチャー・塩素消毒

ノンクラスプデンチャーの専用洗浄剤を使わないでも大丈夫なAIデンチャー

熱湯消毒ができるノンクラスプ・AIデンチャー

付け心地がよい

AIデンチャーはとても薄く、軽くできています。 用いている樹脂の強度が圧倒的なので、極めて薄く作成できるためです。 また、特殊コバルトクロム合金や白金合金を目立たない位置に使用することで、薄くしゃべりやすい設計をとることができます。(口蓋部のプレートの場合、通常2ミリ程度の厚みのものが、わずか0.2~0.3ミリ程度の厚みになります) 通常の入れ歯が左右にまたがる構造をとるところを、左右切り離した設計が可能です(残存歯の状況などによります) このため、嘔吐反射がきつく通常の入れ歯が入れられず、インプラントしかないと他院で言われた患者さんでも、AIでは問題なく入ったケースも何例もありました。 嘔吐反射までいかなくても、気持ち悪くて入れ歯がしんどい人でもAIなら大丈夫なケースも多くあります。 特に、お仕事でお話することが多い人には、違和感なくしゃべりやすいAIデンチャーは高く評価していただいています。

高い適合精度

通常の入れ歯と比べ、AIデンチャーの作成には高度精密な印象をおこなうため、歯ぐきへのフィットがよく、食べ物が入り込みにくく快適にお食事ができます。 従来型のノンクラスプでは、柔らかすぎたり、適合精度が比較的良好とされているポリエステル系(エステショット等)でも熱に弱く、変形してあわなくなってきます。 AIでは変形しにくく、精密な設計が可能な射出成型により作成されています。

修理が可能

従来のノンクラスプは修理がまったく不可能、もしくは部分的に小修理のみ可能といった程度で、壊れたときには基本的に元の状態に戻すことは困難でした。 歯ぐきがやせて、入れ歯の内面とあわなくなり、入れ歯を歯ぐきにあわせること(リベースといいます)も、できないか、別の弱い材料で姑息的に行える程度です。 高い金額で作成した入れ歯がこれでは、今までのノンクラスプ自体の評価が低かったことも納得できます。 対して、AIデンチャーはあらゆる根本的修理が可能です。 樹脂自体は強固なので、まず壊れることはありませんが、壊れても再射出成型で根本から一体成型での修理が可能です。 歯ぐきがやせても、歯ぐきにあわせて取り込み印象をした上で、再射出によるリベース(というより、再成型という方が良いほどのレベル)で再び新製時の装着感が得られます。 その他、レスト、プレート、ワイヤーなどの金属部分はレーザー溶接によりあらゆる修理ができます。 人工歯の破損、磨耗に対しても、交換が可能です。 簡単な修理・調整は当院で行いますが、基本的にはお預かりさせていただき、技工所のほうで根本修理を行います。(多少日数をいただいております) なじんだ入れ歯というのは、何よりも置き換えがたい体の一部のようなものです、できる限り長く使っていただけることが良いと考えております。

調整が可能

従来のノンクラスプは耐久性が弱く、入れ歯が開いて変形し、ゆるくなって使用できなくなる欠点があります。 AIデンチャーは、実用新案取得の、調整用ワイヤーを入れることでこれを解決しました。 この機構は、通常の状態においても、当院で入れ歯のしめ具合を簡単に調節できます。ゆるくなっても調節することで再びもとのかみごこちを簡単に得ることができます。

手術が不要

インプラントは他の歯を傷つけたり痛めたりすることはありませんが、それ以上に重要な器官である骨に穴をあける手術が必要です。 手術は絶対安全ではありません、少ないながらも神経を損傷したり、血管を切断したりと大きな医療事故をおこす確率を内包しています。(絶対安全を謳っていた大手インプラントセンターで死亡事故がおきています) 入れ歯の利点は、手術が不要で、何度もやり直しが可能なことです。対して骨は失敗してしまうと、リカバリーがどんどん難しくなります。 健康上の理由で手術ができない、難しい方でもAIでは問題なく使用ができます。

残った歯が長持ちする

通常のバネ付入れ歯は狭い領域をバネで引っ掛け、力学的に無理のかかる力で残った歯に負担をかけます。 従来型のノンクラスプにおいても、入れ歯の原則を無視して設計されるものが多いため、残存歯や歯ぐきに異常な力がかかり痛めてしまうケースが散見されます。 AIデンチャーでは、残存歯を支えるように包み込むような設計をすることで、残存歯の動揺を防ぎ歯を固定して(二次固定といいます)歯を守ります。 AIデンチャーの派生型で、人工歯がなく、歯周病でグラグラになった歯を固定するための固定装置であるぺリオデンチャーなどにもこの原理は利用されているほどです。 また、煮沸消毒や塩素消毒ができることで無菌化できるため、歯周病の原因菌を入れ歯から一掃できるのも特徴です。

インプラントより安価

インプラントはまともなものですと、通常一本あたり上部構造も含めて30万から70万かかります。 AIデンチャーも保険外診療で決して安いとはいえないのですが、複数本のインプラントを打つことを考えるとそれよりははるかにコストがかかりません。 4~5本の歯をインプラントで補うことを考えると、インプラントの咬合力(噛む能力)の80%程度を何分の一かのコストで補うことが可能です。 AIデンチャーは機能とコストのバランスの取れた中間価格帯の補綴装置として優れていると感じています。

AIデンチャーのデメリット

保険がきかない

保険適用でないため、自費診療となり保険と比べて高額になります。

慣れるまで取り外しに苦労することも…

精巧につくられるため、高い密着精度により最初は取り外しに苦労される場合があります。数日でスムーズに取り外しできるようになる場合がほとんどです。 それでも難しい場合は、外しやすいよう調整します。

医院での大きな修理が難しい

AIデンチャーは一体射出成型で修理されるため、お預かりして技工所での修理がほとんどです。 何日かお預かりしますが、根本的な修理のため再び壊れることはほとんどありません。

AIデンチャーの適用できないケース

歯が低く、アンダーカットがない

歯の高径が低くて、歯のくびれがないケースでは固定源がないため設計ができない場合があります。

残存歯が少なすぎる

残っている歯が少なすぎる(2~3本以下)だと、設計が難しく思うような性能を発揮できない場合があります。

ガミー

歯ぐきが見えすぎる状態をガミーフェイスといいますが、ウイングが目立ちすぎて不自然になる場合があります。 そのような可能性がある場合、当院では擬似装置で設計が可能か事前に検討する場合があります

総入れ歯

現在のところ、総入れ歯にするメリットはあまりありません。 開発中の軟性材料のアルティメット樹脂ではいずれ使用するかもしれませんが、通常の保険外の金属床義歯の方がメリットが大きいです

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野崎駅前歯科クリニック

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予約制・健康保険取り扱い (生活保護医療券での医療給付はおこなっていません)